みなさんこんにちは、エリートランナーを目指す市民ランナーのウエノです。
新年を迎え、マラソンシーズンも本格化してきましたね。
私ウエノも、先日「ハイテクハーフマラソン」に出場してきました。
調子が上がらない中、シューズにも助けられ、2ndベストで完走することができました。
そこで今回は、ハイテクハーフマラソンで使用したシューズ「アディダス アディゼロアディオスプロ3」について、実際に着用して走ったランナーの目線で紹介したいと思います。
アディゼロアディオスプロ3の基本情報
- 定価:26,400円(税込) ※2024年1月15日現在
- 重量:215 g(27cm 片足重量)
- ドロップ:6.5 mm(ヒール:39.5 mm / 前足部:33 mm)
- カラー展開:8種 ※2024年1月15日現在
- 発売日:2022年7月5日
アディダス アディゼロアディオスプロ3(※以下「アディオスプロ3」)は、アディオスプロ(2020年6月発売)、アディオスプロ2(2021年9月発売)に次ぐ、アディダスの厚底カーボンシューズの3代目です。
1代目、2代目は、ナイキ「エアズームヴェイパーフライネクスト%」の後塵を拝しているイメージでしたが、3代目であるアディオスプロ3は、1月に行われた第100回箱根駅伝でも着用する選手が多く見られるなど、その人気を加速させているように思えます。
実際、スポーツショップ「アルペン」の記事によると、箱根駅伝におけるブランド別シューズシェア率は下記の通りであったそうです。
- 2022年:ナイキ73.3%>アディダス13.3%>アシックス11.4%(アディオスプロ3発売前)
- 2023年:ナイキ61.9%>アディダス18.1%>アシックス15.2%
- 2024年:ナイキ42.6%>アシックス24.8%>アディダス18.3%
2022年からの変遷を見ると、ナイキがシェアを大きく落としている一方で、アディダスやアシックスはそのシェアを高めています。
厚底カーボンシューズ市場は、各社入り乱れてシェアを取り合う「戦国時代」に突入したと言えるでしょう。
では、そんな「戦国時代」において存在感を高めているアディオスプロ3は、どのような特徴があり、どのようなランナーに向いているのでしょうか。
以降で考察、紹介します。
他メーカー厚底シューズとの比較
本章では、他メーカーの厚底カーボンシューズとアディオスプロ3の違いを、実際に着用した私の感覚を交えて紹介します。
私自身、下記2点の厚底カーボンシューズを実際に着用し、レースに挑んだことがあります。
- エアズームヴェイパーフライネクスト%2(ナイキ) ※以下「ヴェイパー」
- メタスピードスカイ(アシックス) ※以下「無印スカイ」
結論からお伝えすると、アディオスプロ3は上記2点と比較して、推進力と安定感のバランスが最も取れたシューズであると感じました。
推進力と安定感について、下記の順に感じました。
- 推進力:ヴェイパー≧アディオスプロ3>無印スカイ
- 安定感:無印スカイ>アディオスプロ3>ヴェイパー
この感覚は、ドロップ差によるものかもしれません。
それぞれのシューズのドロップ差は下記の通りです。
- ヴェイパー:8mm
- アディオスプロ3:6.5mm
- 無印スカイ:5mm
ドロップ差とは、シューズの踵部分とつま先部分の厚さの差のことです。
一般的にシューズは、踵部分からつま先部分にかけて薄くなっていて、傾斜が生まれることで前に進むことをサポートしてくれます。
そのため、ドロップ差が大きければ大きいほど、推進力を感じやすいと言えます。
一方で、ドロップ差が大きいということは、傾斜が大きいということですから、高速走行する際の安定感は損なわれやすいと言えます。
例えるのであれば、下り坂を走るようなものです。
ゆっくり走る場合、傾斜に任せ、自動で進むような推進力を感じられるかと思いますが、速く走る場合、強く蹴り出せば蹴り出すほど、うまく進めない感覚やバランスを崩しそうな感覚に陥ってしまうかと思います。
また、下り坂は、得意な選手もいれば、苦手な選手も居ます。
得意な選手は平地よりもスピードを出して走行することができますが、苦手な選手はスピードが上がらず、無理をして脚へのダメージを溜めてしまいます。
言い換えるとつまり、シューズのドロップ差についても向き不向きがあり、用途に応じてそれを見極め選択をする必要があるのです。
その点から考えると、アディオスプロ3のドロップ差6.5mmは、私にとって最適なドロップ差であり、適度な推進力と安定感を与えてくれたのかもしれません。
前章で、厚底カーボンシューズ市場は「戦国時代」と表現しました。
「戦国時代」突入の要因は、どのメーカーも似つかわしい技術を用い始め、それぞれの差異が少なくなってきたことにあると感じます。
特に、ミッドソールと呼ばれるクッション素材は、多くのメーカーが軽くて反発性に優れたペバックス社製のものを用いています。
従って、今後それぞれのメーカーが特徴を出すためには、ドロップ差のような基本的な構造を変更することや、より革新的な技術を導入することが求められるかもしれません。
そう考えると、今回焦点を当てたドロップ差は、存外的を射ているかもしれません。
おすすめのランナー
では次に、アディオスプロ3がどのようなランナーに向いているかを紹介します。
ズバリ、私のようなランナーです。
ピンとこないかと思いますが、細かな特徴のどの部分に、各個人がどれほどハマるかが、向き不向きかと思います。
私には、アディオスプロ3のドロップ差や(今回は特記していませんが)フィット感がハマりました。
ですが、ドロップ差やフィット感以外にも、細かな特徴は沢山あります。
私と全く異なるタイムや感覚を持っているランナーの方であれば、他の特徴を重視するかもしれません。
そのため、「私のようなランナー」と書かせていただきました。
私について、PBは下記の通りです。
- フルマラソン:2時間41分35秒
- ハーフマラソン:1時間17分22秒
- 10000m:36分11秒(※ロード)
- 5000m:17分11秒(※トラック)
またその他の特徴は下記の通りです。
- スピード型よりスタミナ型
- 腰を落として蹴りながら走るピッチ走法
- 着地はミッドフット、疲労が溜まってくるとヒールストライク
似ている点や当てはまる点があれば、アディオスプロ3がハマるかもしれません。
また、似ている点や当てはまる点が無くとも、ナイキ「ヴェイパーフライ」とアシックス「メタスピードスカイ」がどちらも物足りなかった方は、試してみる価値があるかもしれません。
アディダスの純正店舗に行けば、店舗によってはトレッドミルで試走をさせてもらえるので、是非行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、「アディゼロアディオスプロ3」について、実際に着用したランナー目線で解説しました。
私の主観や感覚ベースではありますが、ナイキ「ヴィパーフライ」やアシックス「メタスピードスカイ」とは異なる面を持つため、推進力と安定感の良いとこどりをしたいランナーの方は、試してみる価値がありそうです。
何より私はかなり好みだったので、2024年シーズンは、アディオスプロ3で勝負しようと思います。
みなさまも是非、自分に合ったレースシューズを選んでみてください。
この記事が、みなさまのシューズ選びの一助になっていれば幸いです。
ではまた。




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